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2024年08月13日号
審査部審査番号号

サーキットブレーカーとは?

価格が急変動した際に、取引を一時中断する措置のことです。

CBCircuit Breaker)」と呼ぶこともあります。先物市場やオプション市場等で相場が大きく変動し、過熱してきたときに取引を一時的に制限・中断することで、市場参加者の過熱感を鎮め、冷静な判断の機会を設けるために取引所が講じる措置です。

この制度はブラックマンデーをきっかけにニューヨーク証券取引所で導入されました。その後、日本は1994年に取り入れています。サーキットブレーカー制度は国や取引所によって基準が異なります。ニューヨーク証券取引所やNASDAQでは、S&P 500の動きを元に①7%下落で15分間取引を停止②13%下落で15分間取引を停止③20%下落でその取引日の残り時間取引を停止。この最大3段階のサーキットブレーカーが発動されます。日経平均先物や東証株価指数(TOPIX)先物では、前営業日比で上下8%を超えると発動し、同一取引日の間に制限値幅の上限(下限)値幅を2回拡大する場合があります。サーキットブレーカー制度はフラッシュクラッシュ(突然相場が大きく下落すること)が起きた場合に複数回発動されることがあります。荒っぽい相場が予想される場合には注視しましょう。

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